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山は眠い~ [皿回し]

山の宿五日目。連日の書き取りで、右ひじから先がしびれてくる(今までサボっていたツケが回ってきただけ)。

スキー場はきょうでクローズ。
この時期にこの宿へ来るお客さんは何をおいてもスキーが好き、という人ばかりで、聞くともなしに話を聞いていると夏休みは南半球へ、秋は降り始めの雪を求めて中国へ、とか平気でしゃべっている。そんな時間と体力とおカネがどこにあるのか、という詮索はおいて、そこまでスキーが好きなら大したもんだと思う。グループで来ている若い女性も年配の男性も、ビールで顔を赤くしながらフリつきでスキー談義を延々とやっている。やっぱり、どうせやるなら、こんなふうに三度のメシよりスキーが好きで、ということじゃないと。このぐらいになると、これは明らかにアクセサリーではなく、他人に笑われようがひたすら好きなことに没頭している、という理解が成り立つわけなんで。

で、ここで「スキー」を他のことばに置き換えると、何にでもあてはまってしまうのだけど。

初日から延々と続けてきた書き取り=理論の集中まとめがようやく終わり(とにかく柱が挙げられるようにならないと…)気晴らしに計算を60分×2本やってみると、たしかに理論の力が判定や計算パターンに活きていることが実感できる。相変わらずしょうもないミスは多いが、まあある程度の成果はあったということか。

山の宿のいいところの一つは、眠くなったらいくらでも熱い風呂に入れ、かつ寒風吹きすさぶ外を散歩できること。白樺林のなかの小流れで音をたてている雪解水は、しびれるように冷たい。

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山はきれいだ~ [皿回し]

いままでほぼ放置していた理論を一気にまとめる(むろん一日では終わらない)。

まとめているうちに「あ~そういうことだったのか」「えっ何それ?」といった発見がざくざく。演習の点数が低迷するのもむべなるかな。
こんなこと、本当は去年のうちに(1周目が終わった時点で)やっておかなければいけなかったのだけど。約4ヶ月遅れている勘定で、まぁ本試験には到底間に合わないわけだが、間に合わないからやらないという選択肢はないわけで。

遅れ相応にささやかな発見の数々に気をよくして…この宿へ来たら、やっぱりこれでしょう。

プレミアムモルツ.JPG

山は熱い~ [皿回し]

外気温は低いが、縁に腰をかけて熱い湯に足を浸せば気分は極楽。

1枚の紙に要点を詰め込もうとすると、細かい字を延々と書き続けることになり、目が疲れる。白樺林と遠くの尾根とその先の空を眺めているうちに少しは回復してくれるといいが。

足湯.JPG

山はおいしい~ [皿回し]

山の宿二日目。

スキーはしないことに決めているので、朝ごはんを食べると皿回し以外にすることがない(というか、そのために来たんでしょ)。
吹けば飛ぶようなへなちょこ皿回しでも、何時間も続けていれば腹が減る。ほとんど体動かしてないのに、なんでこんなにと思うほど腹が減る。おまけに、わが家と違って間食をすることがない。空腹でいただく宿のごはんのおいしいこと。

腹ごなしに宿のまわりを散歩すると、あちこちにふきのとうが出ている。

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山は寒い~ [皿回し]

遅れに遅れている皿回しに集中するため、いつもの山の宿へ。

バスを降りると、標高1600メートルだけあってさすがに寒い。
麓じゃ20度を超えていたが、ここではスキーかついだお客さんがあちこち歩いているので、寒いのも当然なんだが。

落雪注意.JPG

宿へ着いたら快適さのあまり、思わずうとうと(何しに来たんだか)。

猫も杓子も(上級演習8) [皿回し]

今回で2学期(1月〜4月)も終わり。
最後の演習だが、何だかもう教室を出たら思い出したくないぐらいのひどい出来。計算を書いているそばから「どうせこれ、合ってないよな〜」とか考えているのではどうしようもない。先週授業でやったばかりの論点を拾ったと思ったら、非課税資産の輸出をすかっと落としている(しかも、2項目とも落としている!)。

解答速度だけはだんだん早くなっているのだが、書いている答えがデタラメでは何の意味もない。

困ったことに、演習が終わると解放感があって、なんだか土曜日みたいな錯覚に陥ってしまう。もうひとつ用件を済ませて、トットと帰宅して明日からに備えないといけないのに、本屋で立ち読みだの何だのしているうちに時間を浪費してしまう。帰れば帰ったで、問題集を広げるべき時間に漫然と晩飯をつくって満腹し、眠くなる始末。いやはや、時間の使い方がだんだんヘタクソになっているような…

わけもわからず(上級演習7)【ネタバレ注意】 [皿回し]

隔週で受験してきた上級演習も、今回と次回でおしまい。そのあとは直前期答練という名の試練が待っている。

今回の理論3問は、1問は年内完結で覚えた(はずの)理論だったのと、前の週にカフェで書き取りをわりときちんとできたので、文章そのものはまあまあ思い出せるのだが、2つの理論の同じ部分をどう省略していいのかわからず、何だか中途半端な文章になってしまう。結論は無理やり書く。

計算は個人事業者なんだが、洋食店をやっている息子が、親父のやっていた不動産屋を相続するというわけわからん事例。もちろん年の途中で相続が発生するので(当たり前だが)、面倒な計算になる。
はじめに洋食店のほうの売上と仕入を書き出して、そのあと不動産業の売上と仕入という順番なんだが、のんびり洋食店の問題文を読んでいるうちにどんどん残り時間が少なくなっていく。もっとすばやく問題文から数字が拾えるようにしないと、本試験では話にならないんだろうな。

終了後しばらくぼう然とし、喫茶店へ行ってさらにぼう然とし、とぼとぼと家路につく。

右もひだりも(上級演習6) [皿回し]

回数を追うごとにどんどん順位が低下していくのだが、まぁそのうちなんとかなるだろうと思いながら演習に臨む…が、案の定、泥水のなかで上下左右もわからずにもがいているような2時間。

理論は、最初の1問はベタ書きなのだが途中で失速し、前回に続きサブノートのお世話になる。
2問目は事例問題で「(1)何をすべきか(2)いつまでにすべきか(3)その理由は」だったのだが、(2)と(3)が間違っているのでお話しにならない。

計算にいたっては、部分点を拾いに行くので精一杯。変動なんか倍の時間を貰っても終わりそうにない。

演習終了後の講評を聞いていたら「今回の試験は難しかったですね…」うんうんそうだろうと思って聞いていると、
「平日のクラスを採点してみましたが、計算で最初から最後まで全部解答できている答案は1割ぐらいしかありませんでした」
…って、最後まで解答できたやつが1割もいるってこと?つまり、最後まで解答できないと上位1割には入れないってこと?
がっくり。

意気消沈のあまり、演習開始直前にカバンに放り込んでおいた携帯電話を取り出し忘れ、即返の必要な着信メールを4時間以上放置してしまった。あぁなんとも大失敗。散々な休日。

(4.5追記)
返却された答案をみると、案の定、理論が平均点−1点、計算が平均点ー10点という惨状。
前回に続いて「もうすこしがんばれ!」のゴム印を押されてしまった。

クブラ・カーン的な何か(上級演習5) [皿回し]

平日の晩にカフェで何度かさらっておいたはずの「転用」と「調整」の理論が全然書けない。
1行目から自己流の作文で行ってしまおうか、それとも白紙放棄して計算だけやろうか、しばらく考えたが、この90分も書き取りの時間と割り切って、自分でまとめたサブノートを見ながら理論を書くことにした。見ながらなんで書けるに決まっているわけだが、はじめの結論が怪しいので点数には結びつきそうもない。

簡易課税の計算は、売上をきちんと分類できないと答えが合わないので、結局計算パターンを追うだけの不毛な計算になってしまうことが身にしみてわかる。本業以外の売上(ゴルフ会員権売ったとか、車を下取りに出したとか)が、一番わかりにくい。困ったら第四種事業(その他の事業)に放り込めばいいのだろうか。

棚卸資産のみなし譲渡でまた間違える。どうしても反対側を覚えてしまう悪い癖が…
なんか回数を追うごとに後退著しいんですが。
(ってそういえば、タイトルと内容が全然関係ないな。コールリッジファンの方、すみません。)

(3.22追記)
返却された答案を見ると、案の定理論・計算とも平均点に満たず、合計で平均点を8点下回る惨状。
これはまたしてもワースト記録更新の予感悪寒

春泥深く(上級演習4) [皿回し]

出題が予告されている理論しか覚えていかないという時点でダメなのだが、5日前になって、覚えている理論が予告と違っている(勘違いしていた)ことに気付き、この時点で早くもがっくり。

5日間で生煮えのままなんとか形だけ整えて望むが、案の定、何を書いているのか自分でもわからなくなる。
計算はというと、あまりの面倒さに全然歯が立たない。外国証券の売却手数料が課税対応になる理屈とか(いゃ、国内取引かつ非課税じゃないから結果的に課税対応だという理屈はわかるが、自分の頭の切り替えができるかとなると疑問)、解答解説を聞いてもまだ半信半疑。非居住者へのノウハウの貸付収入が輸出免税等って、そういえば理論でやったばかりだった…解説聞いて思い出しても意味がない。

またしてもワースト記録更新の予感…

とにもかくにも(上級演習3)【ネタバレ注意】 [皿回し]

上級演習も3回目。隔週でやってくる演習に向けて2週間で2題ないし3題の理論を覚える必要があるが、平日のカフェ勉だけではやはり追いつかない。説明する大筋はなんとなく覚えるのだが、用語の意義がきちんと頭に入っていないので、一度脱線するとトンデモ作文への道を驀進してしまう。

きょうの理論、3題のうち2題は「用語の意義」と「帳簿」なのでほぼ覚えてきた通りに書く。といっても細部はぼろぼろで、あとで講師に「用語の意義だけは、条文どおりにきっちり覚えてくださいね」と注意される。うぅ。
残りの1題は、仕入税額控除について書かせる問題なのだが、冒頭に課税売上・非課税売上の数字が与えられていて、計算してみると95%以上あるのだ。ということは…仕入税額が全額控除できるから、区分経理とか、一括比例配分方式とか、課税売上割合に準ずる割合とか、そのあたりはまとめて省略できるわけね。問題文をよく読めば自明のことなのだが、いままでならやみくもに全部書こうとしていたはずなので、まあ1ミリぐらい前進。

しかし!調子に乗って理論を書いていたら、今度は計算の時間が全然足りない。仕入税額控除の調整(調整・変動・転用)が出ると聞いていたので一応さらっておいたのだけれど、
変動の計算にたどり着く前に時間切れになってしまう

という惨状。調整対象固定資産の判定のあと、著しい変動の判定と調整税額がまるまる1ページ近くにわたって白紙になってしまった。がっくり。
書いたところも、区分経理のA/B/Cをやっぱり間違えている。解説を聞けばなるほどその通りなのだが、試験時間に追われて脊髄反射で判定してしまう悪癖が抜けない。

追い討ちをかけるように講師のことば「今回は納付税額まで合わせられた方はだいぶ少なくなりました。これから4、5、6回目とどんどん難しくなります。納付税額まであわせるのは難しいと考えたほうがいい場合もあるということですね」
あのそれ、どこの科目の話なんでしょうか。納付税額まで合わせるなんて、夢のまた夢…

どうにもこうにも(上級演習2) [皿回し]

早朝の飛行機で富山から羽田へ戻り、眠気覚ましにカフエでダブルエスプレッソを流しこんで学校へ直行。昼までなんとか持ちこたえればいいが。

予告されていた理論3題は2週間かけてやっとこさ覚えた。かなり怪しい部分もあって減点は避けられない感じだが、まあ、何も書けないことはなさそう。

ところが問題を見ると、「輸出免税等について書け」とある。
あれ?輸出物品販売場については書かなくていいのかな?せっかく出題予告どおりに覚えてきたのに。
でもまあ時間もないことだし、そのまま書き、計算に移る。

終了後に配られた模範解答を見てびっくり。輸出免税だけじゃなく、輸出物品販売場についても書かれている。
おいおい、なんで?とあわてて問題用紙を見ると、「免税について書け」とある。どこにも「輸出免税等」なんて書いてない。
この問題指示なら、輸出免税等+輸出物品販売場における免税 の2本立て、つまり予告範囲の全部を書かなきゃいけないわけで。
この部分だけで配点が15点もあるので、かつてない成績になるのは避けられない(下位10%とか?)。

問題をちゃんと読まず、早合点して大惨事という経験を何度も繰り返してきたが、またやってしまった…orz

(2.08追記)
返却された答案を見ると、やはり輸出物品販売場の15点がまるまる欠落している。
計算も38点で、平均40点に届いていない。
ということで、平均80点(推定)に7点足りない惨状。

何でもあり…なわけがない(1/13) [皿回し]

都内某所で、定年退職される先輩の送別会。

話がはずみ、アメリカに端を発するこのところの実体経済の混乱ぶりに話題は移っていく。雇用調整ってのは、一企業の行動だけみると合理的でも、その速度が急激すぎると、経済全体足し上げたときにかえって混乱を増幅する。だから給与所得者の何割かが非正規社員っていう状態は、こうした合成の誤謬ともいえる状況を考えると、よくないよねぇ…という、まぁよくある話。

ところが、別の先輩が一杯機嫌で「でもさぁ、資本主義ってもともと何でもありなんだから、法にふれるようなことでなければ、何やってもいいんじゃないの?」と言い出す。まぁそういう部分もあるけどさ、と受けながらなおも話は続いていくのだけど、あまりに何度も「もともと何でもあり」を繰り返すので、こちらもしだいに腹が立ってきた。

「資本主義が“もともと”何でもありって、そんなわけないっしょ。“今の”資本主義が何でもありになっているって話ならわかるけど。カトリックに対する異議として登場したプロテスタントは、勤労を通じた蓄財を肯定したけど、それはキリスト教の枠組みのなかでの話なんだから、資本主義が“もともと”社会や共同体の存在を無視したものであるはずがない。現にマックス・ウェーバーは資本主義からそうした背骨が失われて変質していくことに、危惧を表明しているじゃないすか(=プロテスタンディズムの倫理と資本主義の精神)。社会的枠組みや規制を無視した資本主義なんてものは、理念的にはありうる(アナルコ・キャピタリズム)けど、アメリカはともかく、少なくとも欧州のメンタリティーからは、受容されるものじゃないでしょ」

ありゃりゃ。先輩相手に吹っかけてしまったよ(powered by alcohol)。でもまぁいいや。ついでに言っちゃえ。

「そのいい例がサッチャーで、“社会というものは存在しない。あるのは個人と家庭だけだ”という彼女の発言は、西部劇ならよかったんだろうけど、イギリスの社会からはすごい反感を買ったわけで。だから彼女は、いまだにオックスフォードから名誉博士号が貰えないじゃん(オックスフォードやケンブリッジは慣習として、卒業生が首相に就任すると名誉博士号を贈る)。…まぁ、あれはその発言のためというより、高等教育に市場原理を持ち込みまくったからだろうけど」

…とか言っているうちに、みんなアルコールが入っているので、なんとなくうやむやになる。


見たこともない数の (上級演習1) [皿回し]

年末年始に遅れを取り戻すはずだったが、年完のトレーニングを3冊目の途中まで解きなおしただけ(それだけかよ!)でふたたび実戦に復帰する。ひさしぶりの実戦飛行。

・理論(課税の対象、非課税取引)
 出題予告があるわけだからそれを覚えればいいのだが、そう簡単にはいかない。
2題のうち1題は年内完結で9月のしょっぱなに暗記した理論だが、既に大半を忘れている。それでも、一から覚えるよりはずっと簡単に思い出す。ただし、今回追加した部分はどうしても全部覚えきれず「一定の○○」で逃げる。
 もう1題は今回新たに覚える理論。文章はほとんどなくて、体言止めの箇条書きばかりなので、わりと簡単に覚えてしまった。こんな理論ばかりならいいのだけど。

・計算
 計算の手順や範囲(飛行経路)は予告どおりだったのだけれど、いざ離陸してみると売上(収益)や仕入控除の項目数が尋常じゃない。見たこともない数の対空砲火のなかをのたのた飛んでいるような気分。で、あっという間にボコボコに被弾してわけがわからなくなる。いや、飛ぶ方向は見失っていないのだけど、障害が多すぎてまったく前へ飛んでいない感じ。最後まで解答用紙を埋めるのが精一杯。しかも、時間に追われて拾い忘れた項目があったり、電卓を入れ間違えたりしているので、ますます取りこぼしが多くなる。むろん納付税額なんか合うわけがない。

 やっぱり上級演習の問題は段違いにめんどくさい。これで変動だの調整だの簡易課税だの出てきたらもうお手上げ。「今すぐ本試験に臨めるレベルの受験経験者と同じクラスなんだから、最初は大変だよ!」と言われてはいたけど、最初は、じゃなくて最後はもっと大変なのでは…上級演習じゃなくて、もう1回速習でやり直したほうがよかったかな…と思っているところへ追い討ちをかけるように講師の一言。
「今回と次回は、まあリハビリみたいなもんで、簡単な問題だったと思いますが…」
 
 あれで簡単な問題だったら、この先どうなるのだろう…orz
 全然だめじゃん。

(2.2追記)
 帰ってきた答案を見ると、案の定「一定の○○」で逃げたところがしっかり減点されている。計算は部分点でなんとか形になっているが、実質はダメダメ。
 平均点が65.0点で、自分のpercentile rankは64.1%! 下から数えたほうが早いんじゃ、合格なんて夢のまた夢だな~
 ちなみに、上位10%って何点ぐらいなんだろう……なんと、満点が128人(10.3%)もいるのだ。あの問題で、どうすれば満点がとれるんだよ…(>_<)

(今年も)茶色い封筒 [皿回し]

帰宅して団地の集合郵便受を開くと、いつもの水色の封筒(武蔵野文化事業団からのコンサート案内)の下に、茶封筒のへりがのぞいている。

来た。

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スーパードミノ倒し(11/24 財表上級演習13) [皿回し]

2発続けて派手にやらかす。

【その1】
「当該貸付金は平成21年9月30日から毎月均等額返済の契約で、最終返済日は平成24年9月30日となっている」
短期貸付金と長期貸付金に分けるために毎月の返済額を計算し、1年以内返済分(短期)とそれ以降返済分(長期)に按分するが、なぜか毎月返済額が端数になってしまう。
おかしいな。
おかしいけど、とにかく分けなきゃしょうがないんで、端数を切り捨てて分け、先へ進む。

試験終了後に配られた模範解答を見てびっくり。
「当該貸付金は平成21年9月30日から毎期均等額返済の契約で、最終返済日は平成24年9月30日となっている」
あらためて問題文を読み返してみると、何のことはない。年1回計4回返済という超楽勝問題だった…
「短期貸付金」「長期貸付金」「流動資産の貸倒引当金」「固定資産の貸倒引当金」「営業外費用の貸倒引当金繰入額」まで5箇所ドミノ倒し。

【その2】
「なお、当期に係る………法人税及び住民税の年税額はxxx千円である」
予定納付の額を引いて未払法人税等を計算するのだけど、予定納付の額が年税額の7割ぐらいある。何でだろ?

試験終了後に配られた模範解答を見てびっくり。
「なお、当期に係る確定申告により翌期において納付すべき法人税および住民税の税額はxxx千円である」
あらためて問題文を読み返してみると、どこにも「年税額」なんて書いてない。
「法人税・住民税および事業税」「法人税等調整額加減後の額」「未払法人税」「租税公課」の4箇所がドミノ倒し。

しかも今回は、狙いすましたようにそこに配点(2点)が当たっている。
やれやれ。なんてこった。

ここへ来て、さすがに新旧2科目の並行が重荷になってきた。発表まであと3週間。結果はどうあれ、早く発表してもらって1科目に軽減したい…

実力テスト2(10/26) [皿回し]

結局、理論はきちんと覚えられないままテストに臨む。

案の定、書いているうちに何がなんだかわからなくなってしまい、「あれ?あれ?」みたいな状態で時間が過ぎていく。

適当に見切りをつけて計算に移るが、課税売上割合が整数で出てほっとしたスキに、個別対応方式で売上返還分を引き忘れるというアホなミスをやって自滅。

まだ2ヶ月なのに、早くも落ちこぼれかけているという現実…仮に4ヶ月で撤退するにしても、こんなずさんな状態では何もしないほうがマシかも。もっと何度も復習しないと。

都合が悪いので [皿回し]

 [ニューヨーク/ワシントン 29日 ロイター] 関係筋によると、米財務会計審議会(FASB)は、証券取引委員会(SEC)と、時価会計規定に関し協議している。

 時価会計であるフェア・バリュー(公正価値)会計を規定したFASBの財務会計基準(FAS)157号について、協議の結果、新たな指針が加わる可能性も加わらない可能性もあるという。

 金融機関が評価損計上を進めたのが金融危機の一因として、時価会計基準が批判されているが、SECとFASBが30日の第3四半期終了前に指針を公表するかどうかは不透明。

 投資目的保有に対する時価会計は今年から全面的に適用され、このため金融機関は多額の評価損計上を余儀なくされた。

 銀行を中心に金融機関はSECに指針を示すよう求めている。米銀行協会(ABA)は25日、SEC、FASB、上場企業会計監査委員会(PCAOB)や8大会計監査会社と協議した。ABAは「(公正価値会計は)この市場状況のなか何をすべきかの指針を示していない」としていた。

 大手金融サービス機関のロビー団体であるファイナンシャル・サービス・ラウンドテーブルも、SECに規定の変更を求めている。ラウンドテーブルは非流動市場の公正価値として、売却を急がない証券類には長期的な価値に注目して算出するよう提唱している。

 金融安定化法案では、SECに対しFAS157を停止する権限を与えているほか、時価会計基準の影響調査を義務化している。同法案は29日、米下院が否決した。
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(引用終わり)

時価主義凍結ですかそうですか。

これ会計の屋台骨にかかわる話なんですけどね。
(マイナーで誰も知らない金融商品の評価ならいざ知らず、米大手金融機関が抱えているレベル3資産は自己資本の100%以上がザラだというし)

企業活動のあらゆる側面にムリヤリ時価をあてはめて「企業価値を測る」のがもう十年以上も金科玉条とされてきたわけなんだが、企業価値を測るって発想自体が企業を従業員ごと(あるいは従業員抜きで)簡単に売買するおまえたちの無神経な文化だから成り立つ話だろ…ってツッコミは別としても、少なくとも受験生はそのロジックに付き合わされて、しょうもない理屈をたくさん覚えこんでるわけで。

いゃまあ受験生の不満はどうでもいいんだけど(←覚えなきゃいけない理論が多くて八つ当たりしてるだけ)、退職給付会計とか減損会計とか資産除去債務とか、わけのわからん時価時価攻撃でひどい目にあってる企業とか従業員とかいっぱいいるわけですよ。金融庁に潰された都市銀行だけじゃない。たとえば退職給付会計なんか、何十年先に発生する費用を割引現在価値で(つまり、時価ですらなく、バーチャルな「時価のようなもの」で)債務計上して、こりゃ大変だってんで土地売ったり正社員抑制したりDBをDCに値切ったりして、バランスシートの整理といえば聞こえはいいが、みんなが一斉にやれば土地下がって消費減退して、まあ負のスパイラルですわな。そもそも、財政状態の開示が必要ったって程度の問題で、本業のもうけと無関係なところから来たバーチャルな見積りへの対応で実体経済が混乱するなんて、尻尾が犬を振り回すような本末転倒。

いゃ、でも、何がなんでも時価というならそれはそれで一つの見識なわけなんで、それで突っ張り通すならわかるんだが、自分たちの本丸に火がついたらあっさり時価主義会計凍結ですか。ご都合主義もここまでくれば芸術ですが、いままでのデブ強引商売はなんだったんですかね>雨公
あれだけ世界中に押し付けてきたんだから、最後まで責任とって時価主義と心中してくださいよ。

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実力テスト1(9/28) [皿回し]

税法の実力テストってどんなものかな…と思いながら初テストに臨む。

理論は、暗記してきた理マスの文章をそのまま、一字一句たがえぬように書いていく。20分以上かかるが、ほとんど頭使わない。この点で財表の理論と大違い。

計算は、判定の○×問題でかなり考え込むが、税額計算は、判定がらみの記述で気疲れする以外はすんなり進む(ただし、正解かどうかの確証がないので、冒頭部分で間違えれば大量失点するリスクがある。この点が簿記論や財表の計算とはだいぶ違う)。第1回だから問題量も控えめなのか、時間的には余裕で終わる。

模範解答が配られて自己採点。
理論は、1週間ひたすら丸暗記に努めてきた甲斐あってか概ね書けている。しかし、長い文をずっと書いているうちに最後で息切れして、「資産の譲渡を行ったものとみなす」と書くべきところ「資産を譲渡したものとみなす」と書いてしまっている。「資産の譲渡」は5文字1組で固定の活字です、ぐらいのつもりでいかないと。つい「普通の文章」を書いてしまうリスクという点では、文章書くのがキライな人のほうが受験に向いているかもしれない(苦笑)。

計算は、やはり判定を間違えている。海外法人に土地を貸付けるったって、土地の貸付は非課税なんだから輸出免税になるわけないのだけど、特許権(無形固定資産)の貸付けが輸出免税だったよな…とか考えていると何の気なしに引きずられてしまう。やっぱり、順序どおりに判定していけば間違えずに済むわけで、基本が大事。

あの答案で一体、何点ぐらいなんだろう?というか、全体の何%ぐらいに相当するのだろう?


 

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丸暗記 [皿回し]

いずれそうなるとは思っていたが、早くも丸暗記が避けられない事態に。

理解してから暗記しろといわれるのだけど、当たり前というか、理解せずに暗記できるような内容ではない。
とりあえず、来週までに2ページ(1見開き)=タイトルや小見出しも含めてざっと50行。
開講以来2週間でわずか8行しか覚えてないのに、あと1週間で残りの42行は無理でしょう…

だが、よく考えてみると、このテキストにはこういう問題が42問も掲載されている!
この先毎週2ページずつ覚えていったとしても、ほぼ1年かかるわけですか!
1年も経てば、最初の2ページなんかとうに忘れていると思われ(顔面蒼白)

しかもよくよく考えてみると、このテキストには、ドク何とかいう続編がなかったっけ??
それも含めたら、いったい何問あるんだ…
っていうか、毎週2ページでは追いつかないということ?(卒倒)