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2019・第9回ぐんま100参加の記録③感想・分析編 [ウォーキング]

②当日編から続く)

スタッフのみなさんの意気込みや心遣いが伝わってくる、とても気持のよい大会だった。主要な地点が市役所であることや、出場者に占める群馬県在住者の比率の高さなど、地元密着の度合が高い大会であることのよい面が出ているのだと思う。「ぐんま100kmウォーク」という看板の大きさ(他の大会は市町村名とか地域名であるところ、県の名前が大会名になっていることを言っている)も、納得がいく。

いつも思うことだが、100キロウォークの主役は2つ(2グループ)ある。
ひとつは、
「制限時間内に完歩できるか不安に思いながら挑戦している出場者(この大会でいえば、26時間台とか27時間台でゴールした出場者)」
もうひとつは
「実行委員会やボランティアをはじめとする運営スタッフのみなさん」
だ。両者に共通するのは、計算が入り込む余地のない(少ない)、より純粋な挑戦という点だ。自分のように、完歩できることは前提としつつ「どうすれば20時間を切れるか?」などと考えるのは、楽しいけれどもきわめて個人的な目標なので、なるべくスタッフのご迷惑にならないよう静かに参加し、エイドやチェックポイントでは十二分に謝意を表現するのがお約束というものだろう。

特に、エイドやチェックポイントのみなさんの励ましや、整体やマッサージの充実ぶりは、どちらもとても助かった。わけても、第2CPで足のマッサージをしていただいた先生には感謝してもしきれない。お名前を聞き忘れたのが悔やまれるが、あのマッサージのおかげで、第5エイド(90.2k)近くまで、1キロ11分台で歩くことができました。ありがとうございました。

にもかかわらず、最後の10キロで、やはり失速してしまった。失速といっても12分台か13分台なので、昨年のびわ100の失速ぶりにくらべればだいぶ改善されたのだけど、最後の10キロを11分台で歩くことができれば(つまり、最初から最後まで概ね11分台で歩ききることができれば)、あとは「12分未満で歩いた時間の累積」と「休憩時間」のどちらが長いかで19時間台か20時間台かが決まるというシンプルな構図になってくる。だが、最後の10キロで失速しないためのトレーニングって、どのようなものだろうか。これが第1の課題。

第2の課題は、昼間の暑さ&明け方の寒さ対策。いつもこんなに暑いわけではないのだろうが、5月11日の最高気温は前橋28.6度、伊勢崎29.4度、桐生29.5度、12日の最低気温は前橋13.5度、伊勢崎12.8度、桐生12.8度で、かなり日較差が大きい。着替えや着重ねはむろんのことだが、前後半でもっと明確に差をつけた方がいいかもしれない。極論すれば、前半はTシャツ1枚、後半はダウンジャケットとか。

第3の課題は、水と栄養の補給。前半は概ね計画どおりだったのだけど、後半になってほとんどのものを受け付けなくなってしまったので、秋のびわ100までに考え直さないといけない。最後まで摂取可能なものって、何なのだろう。

上記3つのいずれにも関連する第4の課題は、途中から頭が働かなくなってしまうことで、今回も、着替えや補給を忘れたり、トイレに行きかけて戻ってきたり、お店の人の問いかけに反応できなかったりと散々だった。眠気と疲労の相乗効果なので対策をとることは難しく、カフェインを摂取すれば一定の効果はありそうだが、心肺系への負担が心配。

課題というより懸念としては、当日編にも書いたとおり「歩道のない幹線道路を夜間に歩くこと」だろうか。これは安全の「度合」に関する懸念であること、またニューイヤー駅伝のコースを歩くことが謳い文句であることから、簡単に解決できないことは承知しているが、歩道のない区間だけ、並行する生活道路に迂回することは難しいだろうか。とはいえ、安全は自分の責任で確保しなければならないので、個人的には来年以降、本降りの雨だったら出走しない選択もありだと思っている。

冒頭にもどって、もう一つこの大会のいいところは、「適正な規模」を意識されているところだと思う。ちょっと考えると、参加者が多いほど大会が盛り上がりそうに思いがちだが、おそらく、エイドやチェックポイントのキャパを考えて、あえて適正規模にとどめておられるのだと思われ、これは素晴らしいことだと思う。(9.18追記 信号待ちの問題も、規模を一定程度に抑制する理由なのかもしれない。最初の15キロぐらい信号のないルートが設定できればこの問題はおおむね解決できるのだけど、この大会ではそうもいかないだろう。)

さらに一点、途中第2CPで荷物の出し入れができるところも、この大会のすばらしいところで、これができないと、上記「前後半での着替え」などは絵に描いた餅になっていまうので、ぜひ存続してほしいところ。

いずれにせよ、来年もエントリーして前橋へ行くのが今から楽しみ。大会スタッフのみなさま、本当にありがとうございました。

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2019・第9回ぐんま100参加の記録②当日編 [ウォーキング]

(①準備編から続く。備忘録を兼ねているので、いつにも増して冗長な点はご勘弁を)

朝からいい天気。やはり暑くなるのか。
天気予報が「夕方はところにより雷雨」と言っているのがいやな感じ。歩行者は、雷雨でも雪でも避けようがないので。

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8:00 前橋市役所前、スタッフのみなさんとぐんまちゃんに出迎えられて受付。風が強くて寒い。安全ピンを使ってゼッケンをTシャツに止めるのが毎度面倒だが、他にいい方法はないものか。

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8:30 開会式。市役所前の広場は出場者でいっぱい。何人いるのだろう。どなたかのご挨拶で「100キロウォークの折返点は50キロではなく、80キロである」とおっしゃっていて、本当にその通りだとうなずく。最初の80キロを歩く大変さと、残り20キロを歩く大変さがほぼ同じだということ。

9:01 かわいいゲートをくぐってスタート。0.5km地点で歩道橋を渡ることもあって、スタート後しばらくは、先導役に従ってゆっくり歩かなければならない。この時点で既に暑く、道中の大変さを予感させる。
前橋から高崎への大きな幹線道路を歩く。事前に想定されていた通り、信号で立ち止まるのが(より正確にいえば、信号を渡る直前で赤に変わってしまって立ち止まるのが)フラストレーションになる。かといって、赤に変わる直前に間に合うように予測しながら歩くのはけっこう難しい。信号待ちのあいだに、PETボトルの柿ピーをかじるのだが、ボトルから柿とピーが均等に出てこない(柿だけ先に出てきてしまう)ことが判明。事前の実験でわかったいたので、口の広いPETボトルを用意したのだけど、それでもうまくいかなかった。

11:09 高崎市役所のエイドポイントでスポーツドリンクをいただいて一気飲み。案の定、腹痛がやってくる。しまったと思ったがもう遅い。

12:28 第1エイド(19.5k)。塩むすびと梅干が美味。だいぶ汗をかいているので、きょうは水分補給も難しくなりそう。気温は30度近くまで上がっているが、湿度がとても低いので、日陰に入りさえすれば涼しい。

13:25 東善町の交差点を南へ。北から南へ向かう歩道には、日陰が全くない。これはつらい。途中の大きな豆腐屋さんが「豆乳ソフトクリーム」みたいなものを商っておられて、心惹かれるものがあるが、自重しておく。古い瓦葺の民家(農家)で、瓦屋根の上にもう一つ小さな瓦屋根が載っているというか、ロフトのようなものが設けられているのは、養蚕が盛んだった時代の名残りであろうか。

15:04 第1チェックポイント(伊勢崎市役所:34.1k)。バナナをいただく。汗を拭って額を冷やせるおしぼりのサービスがとてもありがたい。

15:32 応援団が待機する沿道のカフェに入る。不思議なことに、エアコンの効いた室内に入ったとたんに汗がどっと噴き出る。温かくおいしい紅茶をいただいて、再び出発。いちめんの麦畑の中を歩くのは気持がいい。その麦畑の中を、2両か3両の東武電車が走っていく。この景色は、北関東らしさを満喫できるすばらしいもので、県外からの参加者を募るには、ここでポスター写真を撮れば…などと考える。

16:29 幹線道路を外れ、古い街道に入る。進行方向左側は歩道がなく、右側にはわずかな歩道があるが、この歩道は昔風に、車の出入口が各戸ごとに削ってあるので、細かい凹凸につきあわなければならない。また、首の後ろから西日を受けて歩くのはなかなかにつらい。

18:49 第2エイド(49.3k)。コンビニの駐車場にキッチンカーが停まっていて、楽しみにしていたミニカレーの配給を受ける。食欲が維持できるかな?と危惧していたが、おいしいカレーで、すんなりと食べることができる。クリームパンもいただいて、早々に出発。

19:40 コース上に1か所だけあるスターバックスの前を通過。立ち寄って甘いものを買おうか買うまいかとギリギリまで迷ったが、第2チェックポイントが近いので、効率が悪いと考えて通過する。

19:53 第2チェックポイント(太田市役所:56.5k)。稲荷ずしをいただく、あとで果物もいただこうと考えたが、結局忘れてしまった。マッサージが数分待ちで受けられそうなので、少し考えてから申し込む。これは大正解で、ガチガチに固まっていた足の各所をほぐし、新品同様?に戻してくださった。値千金とはことのことで、本当にありがたい。

後半用のシャツやベスト(保温性重視)に着替える。脱いだシャツは汗びっしょりで、想像以上に水分が失われていた模様。行動食も全部入れ替える。後から考えると、このころから判断力が低下していたようで、後半用にわざわざ持ってきたジェルの包みを開けることすら忘れてしまった(しかも、ゴールするまでそのことに気づかなかった)。結局、54分間滞在して20時47分に出発。

21:12 太田と桐生を結ぶ地方道を北上するのだが、歩道のない箇所がところどころに現れる。これはたいへん怖い。もともとこの「ぐんま100」のコースは、ニューイヤー駅伝と同じコースであることが看板になっていて、地元群馬県の皆さまにとっては重要なポイントなのだろうけど、大型トラックが体のすぐ横を次々に通過していくとなると、心安らかではない。念のため反射材のタスキを掛けているが、まぁ気休め。

22:00 第3エイド(63.2k)。草津湯の花まんじゅうをいただく。ずっと食べ続けてきたドライフルーツや柿ピーがしだいに食べられなくなってきていたので、これはありがたい。

前後を歩く人はまばら。太田市と桐生市の境界の手前だっただろうか、とある一軒家の前で、こどもをだっこしたお父さん、お母さんから「がんばって!」と応援を受ける。遅い時間に真っ暗な中を一人でとぼとぼ歩いているとき、これは大変ありがたく、また心強い。よく晴れて星がきれいな分だけ、気温がどんどん下がっていくのを感じる。半月が西の空低くかかっている。きょうの月齢は6.2。100キロウォーク当日が満月で、かつ、夜中に高い角度で南中してくれると理想なのだけど(←これは参加申込時にまず調べることのひとつで、藪柑子には大きな関心事)。

22:44 深夜の渡良瀬川を右岸から左岸に渡る。桐生市街地のはずれなので、川面や河原の様子はよくわからないが、橋の長さや高さから、大きな川であることはわかる。むろん、渡良瀬川を歩いてこえるのは初めて。

23:48 第3チェックポイント(桐生市役所:72.3k)。スタッフのみなさんの歓迎で元気づけられる。豚汁の補給をいただくべきところだが、寒いさなかにおなかを壊してはいけないと考えて自重。トイレに行こうとして市庁舎の奥まで歩いていって、直前で翻意して戻ってくる。私は何をやっているのか?自分ながら不可解な行動をとっている。

00:25 疲労と眠気で食欲がなく、持参した行動食をこれ以上食べられないので、76.6k地点のローソンに入って温かいお茶とゼリー2つを購入。その場でinゼリー(エネルギーストロング)を飲むが、栄養ドリンク味ってどうしてこんなにまずいのだろう。エネルギーレモンにすればよかった(どうでもいい話)。朝バナナは、歩きながらちびちび吸い込む。

00:55 国道50号線に入る。あとはこの道路を、ひたすら西に向けて歩いていくだけ。とはいえ、ゴールまで23.5キロもある。また、さきほどの太田桐生間の地方道にも増して大型トラックやトレーラーがすごいスピードで走っている。トレーラーがホッパー?のようなものを2台牽引しているやつが特に怖い。この国道もところどころに歩道や街灯のない箇所があり、眠気と恐怖心が拮抗して変な感じ。また、ものすごく立派な、まるでリゾートホテルのようなラブホテルがあって、へええと感心してしまう。昼間見ればハリボテなのかもしれないが。

01:48 第4エイド(80.4k)。エイドはローソンの駐車場に開設されているので、先に店舗に立ち寄り、焼きおにぎりと温かいお茶を購入。もうこれしか食べられない。食欲はないが、あと20キロもあるので、少しでも食べ続けないとガス欠になってしまう。
このあたりから、道路の途中に冷気が充満した場所(数百メートルだけ特別に寒い区間)がいくつかあって、どうして一様に寒くならないのかわからないが、歩くながらぞくぞくする。

03:53 第5エイド(90.2k)。あと10キロ。第4エイドと同じように、コンビニに入って塩むすびをもとめる。お店の人が「温めますか?」と尋ねてくださるのだけど、何を尋ねられているのかわからず、一瞬ぽかんと考えこんでしまう。目をあけたまま眠っているというか、もう廃人同様の状態。エイドでいただいたわかめスープと併せていただくと、すばらしくおいしい。エイドにはバナナもあるのだけど、食指が動かない。スタッフのみなさんに励まされて出発。
この第5エイドを過ぎたところで、空が明るくなってくる。大型車が多い道路だけに、明るくなることは、安心できてありがたい。

05:06 野中町交差点。あと5キロ。しかし足が前に出ない。第5エイド以降、1キロあたり12分(時速5キロ)を維持できていないので、午前6時前にゴールするのは難しそう…というか、そういう計算も既にできなくなっている。

06:00 前橋市街地に戻り、最後の歩道橋を渡って(意外なことに、歩道橋は全行程で3回、地下道は1回しかない。)、前橋市役所の方角へ進む。はたから見ればかなり滑稽な姿になっていることだろう。最後の2つの信号は短い間隔で連続し、かつ2つ目の信号の赤が長いことをおととい経験していたので、2つ続けて渡りきるべく全力で歩く。そんな力が残っていたことに自分でも驚く。それでも午前6時をだいぶ過ぎて、ようやくゴール。ゲートは「START」から「FINISH」に換装されていて、さらに、1人ずつテープを張って迎えてくださるのですね。ゴール地点のスタッフの皆さんは、昨晩からずっと配置についていると思われ、有難いやら申し訳ないやら。
疲れたというより、今はとにかく眠い。食欲は皆無。

07:00 ご厚意で午前7時に開店してくださった市役所横のお店で温かいうどん。まだ眠いが、ようやく人間の世界に帰ってきたような気がする。

歩数は、11日が100,697歩、12日が46,218歩。ただし両日とも、スタート前後の歩数を含んでいる。

(③感想・分析編に続く)





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2019・第9回ぐんま100参加の記録①準備編 [ウォーキング]

1月 毎年秋に開催されるびわ100とは逆の季節、つまり春に開催される100キロウォークを探してみて、関東地方で開かれるしおや(栃木県)・ぐんま(群馬県)・つくば(茨城県)の3つの大会に興味を覚えた。競技ではないことを明言している点やスケジュール上の都合から、ぐんま100キロウォーク(通称「ぐんま100」)に参加してみようと考える。

(↓ぐんま100のロゴマーク。大会HPによれば(少し長いが、以下引用)、「群馬県の県花であるレンゲツツジの花びらモチーフにし、人々が手を取り合って輪を広げていく意味を込めています。レンゲツツジの花言葉は「あふれる向上心。情熱」まさに大会趣旨を象徴するかのような、ピッタリの花言葉です。そして3つあるという3の数字が意味すること •参加者、運営ボランティア、地域それぞれが支えあうこと •お父さんとお母さん、そして子どもたちが協力し合うこと •子どもから大人、そして高齢者まで全ての世代に挑戦の機会を さまざまな想いが、ぐるっと一回りしてそれぞれが関連しあう、そういう輪と和を象徴しています。」(以上引用終わり)ということで、こういう理念を掲げて参加者を募ることは、とても共感できる。

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2月1日(受付初日) 申し込もうとするが、サーバが混雑していてなかなかつながらない。夜遅くになって、ようやく必要事項を入力する。
参加費払込を終えて、数日後に郵便で届いた書類を開けてみると、けっこう後のほうの番号になっている。その後も参加申し込みが殺到した模様で、2月11日正午には満員札止めとなる。期間中に定員に達して募集打ち切りになるのは、この大会では初めてのことらしい。適正な規模にとどめ、いたずらに拡大しないことは、とてもよいことだと思う(申し込む方は大変なのだけど)。

また、参加費とあわせてお納めした若干の寄付に対してたいへん丁寧なお礼状をいただき、かえって恐縮してしまう。大会充実のためにお役立ていただければ、それで十分なのだけど。

初めて歩くコースなので、ウェブサイトに載っていた前回大会のマップを読み込んで学習する。幹線道路をずっと歩くのは、①ロードサイド店などの殺風景な景色 ②信号待ちが歩くリズムのさまたげになる(次の信号が点滅しないか気になって仕方がない) ③雨の日に大型車両の水しぶきをかぶる といった理由であまり気がすすまないが、「ニューイヤー駅伝のコースを歩く」ことがこの大会のコンセプトなので、いたしかたない。

次に、歩行中の栄養補給について考える。
余分な荷物は少しでも減らしたいし、ほぼ全行程幹線道路沿いを歩くから、コンビニやファストフードはたくさんある。なので、なるべく飲料水や行動食を持たず、沿道で補給することにしたい。
それで、100km歩くのにどのくらいの栄養を補給すればいいのか、考えてみる。

まず (1) 基礎代謝。これは年齢性別身長体重から、およそ1,300kcalと推定。
次に (2) 歩くことによる消費カロリーの計算。
この計算は、歩くスピードによって値が異なってくるのだけど、とりあえず体重と歩行時間(22時間)を固定して計算すると、
分速67m(時速4.0km)→ 3,534kcal(歩行距離88km)
分速80m(時速4.8km)→ 4,123kcal(歩行距離105.6km)
と推定される。
(以上(1)(2)ともカシオ計算機ウェブサイト「ke!san」による)

上記(1)(2)の合計は、4,800~5,500kcalとなるのだけど、これだけの栄養をどうやって摂取すればいいのだろうか。スタート前の朝食で1,000kcalをとり、エイドでいただくパンやおにぎりで1,000kcalをとったとしても、残りの2,800~3,500Kcalは、持参するか、コンビニで買うか、外食の店に入って食べる必要がある。

では、コンビニで調達可能な食事ってどんなものがあるのだろうか。コンビニをよく知っている人なら考えるまでもないだろうが、ふだん滅多にコンビニで買い物をしないので、この機会に店に行って、「歩きながら食べられる高カロリーのもの」を物色する。

まず、コンビニの代表格であるセブンイレブン。
一口サイズのお菓子だと、
 ・バウムクーヘン 280kcal
 ・チョコチップスコーン 383kcal
店頭の蒸し器に並んでいる中華まん
 ・肉まん 245kcal
 ・あんまん 286kcal
定番のおにぎり
 ・ツナマヨ 225kcal
 ・梅 166kcal
菓子パン
 ・メロンパン 405kcal
 ・チョコブレッド 336kcal
…と並べていくときりがないのだけど、1回につき300kcalとしても、4,500kcalのためには15回調達しなければならないことになる。これは面倒すぎる。

続いて、コース上に1店舗だけあるスターバックス。
 ・シナモンロール 477kcal
 ・アメリカンワッフル 241kcal
となっていて、さすが米国のコーヒーチェーンだけあって高カロリーなのだが、まあ限界がある。

では外食チェーンはどうか。タイムロスになることさえ我慢できれば、かなりの高カロリーが期待できる。例えば吉野家のウェブサイトでは
・牛丼並盛 652kcal
・牛カルビ丼並盛 839kcal 
となっている。しかし、3,500kcalを摂取するために、24時間に牛カルビ丼並盛を4回食べられるかというと、勘弁してほしいところ。

結局、どのような方法をとるにしても、一度にたくさん食べるのは無理なので、少しずつ食べ続けるしかない。問題は、終盤になると、その「食べ続ける」こと自体ができなくなってしまうことなのだけど。
結局、行動食を減らすという当初方針とは逆に、柿ピーとドライフルーツを大量に携行し、それが食べられなくなったら(その先は)コンビニで食べられそうなものを探すことにした。

5月2日 日本気象協会の10日間予報では、11・12の両日とも曇か雨となっている。特に12日は降水確率80%。雨用の靴やら何やらを運ぶのは大変なので、降るのか降らないのか、どちらかにしてほしいところ。大雨だったら出走取消も考えないと…

5月4日 一週間前なので、炭水化物を減らしてカーボローディングの真似ごと。

5月8日 両日とも曇で降水確率40%に。曇は一番ありがたい天気(日中気温が上がりにくく、夜間下がりにくいから)なので、天気が曇になるか雨になるかで天国と地獄なのだが…

5月9日 降水確率は11日0%、12日30%とほぼ雨の懸念が解消されたのはよかったが、11日の最高気温が28度の予想に…暑い中で幹線道路を歩くので、熱中症対策を考えないと。

5月10日 応援団(家族)とともに前橋へ移動。炭水化物を大量に摂取。明日は予報どおり、いい天気で暑くなりそう。なので、ハイドレーションには午後の紅茶(無糖)ではなく、グリーンダカラを入れることにする(気休め)。明日の打合せをして、早めに就寝。

(②当日編に続く)


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第132回深夜句会(5/23) [俳句]

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(選句用紙から)

カウボーイ風の藺帽子少し変

季題「藺草」で夏。藺草で編んだ帽子、それもカウボーイハットのような帽子をかぶった人がいるのだけど、何しろ藺草であるからして、編み目が表に現れたりしていて、なんだか妙ちくりんな感じ。その違和感を「少し変」と言い切ったところがこの句の眼目。こういう口語的な表現って、できそうでできない。

薫風や大道芸に百人余

季題「風薫る」で夏。大通りか広場かで大道芸が行われていて、そこに人だかりがしている。広い場所全体に薫風がふきわたっていく心地よい感じ。「百人余」か?「百余人」か?と質問してみたところ、「百余人だと百人とちょっと、つまり103人とか105人とかのニュアンスだけど、百人余だともう少し多い110人とか120人のニュアンス。だからこの句は百人余でよいはず」なるほど。

働けるいまが幸せ緑さす

季題「新緑」で夏。検討のしがいがある句というか、上五中七まで一気に言っている内容と、下五の季題がどう結びつくのか考えどころ。教科書的?には、新緑の生命感とかエネルギーにあふれた感じがそれと結びついているということになるのだろう。他方で、季題が動くのではないかという指摘もありそう。「鰯雲」とか「島の夏」とか「里の春」とか。
鈴木真砂女の「今生のいまが倖せ衣被」を連想させるという感想も。それを受けて「でも、あの句よりこちらのほうがいい」という意見も。私もそう思う。衣被の句は、まとまりすぎていて、俳句という形式の可能性について誤解を招くというか、そういうことを言うのが俳句だと思われてしまうのがいやだ。いや、もちろん、そういうことも言おうと思えば言えるのが俳句なのだけど、そのために俳句があるわけではないということ。

(句帳から)

順番に官舎壊され花茨
三条のスターバックス川床涼み
麦熟れてみつしり揃ふ色とかたち
オリーブのわづかな花芽わづかに黄


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