レポート課題

土曜日までに書かなければならないレポートの課題。

ギリシャの財政問題が他のPIIGS諸国、ひいてはユーロ圏全体に広がり、世界の金融市場の不安定化材料になる過程を、格付け会社の役割、CDS市場の是非などとともに論じてください。〔5000字以内〕

…なんのこっちゃ(@_@)

で，普通に書いたら金融機関や会計事務所から来てる学生には絶対勝てないわけなので，どうするか考える。
カレーライスのレシピを書くという伝統的手法にも惹かれるものがあったが，それはあまりにも芸がないので，問題をギリシャ現代史にすりかえ，「ギリシャがいかに統治困難な国であるか（従って，財政赤字の解消がいかに困難か）」を延々と論じることにした。ネタとして使うのはウッドハウスの『近代ギリシァ史』（みすず書房）と村上春樹の『遠い太鼓』（講談社文庫）で，前者からはギリシャ内戦の話を，後者からはギリシャ人の選挙好きがわかるエピソードを引用する予定。

土曜日に提出したら翌日（日曜日）には「格付け」を付して返してくれるらしいので，ちょっと怖いもの見たさみたいな愉しみが…

（7.02追記）
と書いてたら，きょう22時からＮＨＫスペシャルで「ギリシャ危機」を扱うらしい…

（7.03追記）
テレビにかじりついて視聴。とりあえず，全面書き直しが必要なほど勘違いをしてはいなかったことが判明してほっとする。が，トンでも作文であることに変わりはない…

（7.03追記）
レポートを提出し，試験を受けてやっと一息。あと１日あるが，明日返却される「格付け」が怖い…ジャンク債並の格付けになるのだろうか。

（7.05追記）
朝一番に帰ってきたレポートの格付けは「Ｂ＋」。
上から３段階目・下から７段階目ということで一応投資適格だが…試験が…