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俳小屋(1)(5/29) [俳句]

数年かけて準備してきた俳小屋の引渡しを受ける。

俳句と通勤のために住む小屋だが,小屋といっても,6戸からなる集合住宅(地上3階地下1階)の1室だが,共用廊下がなく各住戸が敷地面から直接出入りできるので,小屋に見えなくもない(建築基準法上は「長屋」)。

小屋の中はまだカラだが,寝泊りと炊事に必要な最小限のスペースを除けば,たまった本や書類を収容する棚,皿回し受験勉強用の机,句会ができるテーブル(これは実家から古い食卓を強奪)などで満たされる予定。今年の夏休みはこれでつぶれそう。

もともと「俳小屋」の名前は,小諸に疎開中の高浜虚子が,疎開先のお屋敷の庭先に建てた小屋が起源なので,へっぽこ俳句詠みが自宅を「俳小屋」と名乗るのはおこがましいにも程があるのだが。

(8.17追記)
これまでに三つの「俳小屋」があったことを師匠から教わる。
① 高浜虚子が原の台(由比ガ浜)の虚子邸の庭に子供の勉強部屋として戦前に立てた小屋があり,子供が独立したのちにそれを「俳小屋」として使っていた。昭和34年に虚子邸を増築する際に取り壊され,現存せず。
② 高浜虚子が疎開していた小諸の小山邸の庭先に,近所にあった養蚕小屋を昭和21年に6月に移築した小屋(これがわれわれのよく知る「俳小屋」で,ホトトギス600号記念小諸大会に引続き「俳小屋開き」が行われている)。
③ 星野立子が自宅の庭に立てた「俳小屋」。立子邸自体が現存せず。

ということで,その三軒を継ぐとはとてもいえないながら,他の俳小屋とのバッティングはしていないということでお許しを…
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