SSブログ

Coast to Coast Walk (第5日:Patterdale→Shap) [ウォーキング]

 一昨日と同様,稜線に向かってゆっくり高度を上げていく。稜線上に小さな湖があったりして,焼額山を思わせる風景。そんな高所でも放牧地を区切る境界の石積みはしっかり作られていて,万里の長城さながらに山全体を網の目のように覆っている。ところどころでその石積みを乗り越えて登り続ける。
 Kidsney Pikeへの登りで団体を追い抜くと,2人と1匹を前方に発見。やがて追いついて一緒に歩く。しかし最後の稜線からピークへ入り込む分岐を間違えて道連れにしてしまい,迷惑をかけてしまった。
 Kidsney Pikeからの下りは,最初のうちこそゆったりした眺めのよい道だったが,途中から鉄砲下り。また2人においていかれる。
P1030266.jpg
 下りで膝を痛めないようストックを使うことに意識を集中させているうちに,いつのまにか地図(を入れたZiploc)を落としてしまった。まあこの先は地図がなくても,なんとなく貯水池に沿って歩けばいいだろう…と思っていたら,後からきたパーティーが拾ってくれた。ありがたや。

 Hawswater貯水池の縁を歩くコースなので平坦と思っていたのが甘かった。ちょっとした地形に沿って登り降りの繰り返しで,湖面のすぐ横を歩く機会はほとんどなし。そのうちようやく2人と1匹に追いつき,道のわかりにくいところを確認しながらShapまで3人と1匹で歩く。ようやく名前を聞くと,Kerry,Ricky,黒犬がFreddieだという。彼女が,自分の好きな日本の小説家の話をして,「名前は忘れたけど『What I talk about when I talk about running』という本がよかった」というので,あぁそれは村上春樹ですね,じゃあ村上春樹の小説や紀行文について語り合いましょう…と言いたいところだが,藪柑子の英語力ではムリ。午後のハイペースがたたって,内側のくるぶしが痛くなってくる。
P1030269.jpg
 Shapの町に入るとCo-opがある。必要以上に水とかジュースとかレモンとかを買い込んでしまう。レモンは,ミネラルウォーターのボトルに絞って入れるため。500mlのペットボトルにレモン1個分の果汁を加えると,けっこう濃厚なレモン水になる。スムージー1リットルを宿で一気飲み。きょうの宿はShapの町の南のはずれにあるのだが,街道沿いに町を通り抜けるのがものすごく遅く(宿が遠く)感じる。
P1030273.jpgP1030272.jpg
 パブの真上で少々うるさい代わりにずいぶん広い部屋をあてがってもらい,タオルバーのスイッチを発見。これで乾かし放題なのが嬉しい。3日続けて洗濯物をたっぷり乾かせる。

(区間距離15miles,所要時間7時間50分)
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント

トラックバック 0