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第171回深夜句会(8/4) [俳句]

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第1週に開催するのは初めてかもしれない。不在投句2人、リアル参加者5人。
案の定のコロナ大爆発でやむを得ず方針を変更し、披講と句評のかわりに選句用紙(コメントを書き込んだ選句用紙)を回覧する方法にした。
断続的な雷雨だったけど、句会の前後は不思議と傘をささずに済んだ。

(選句用紙から)

スコールをものともバイク二人乗り

季題は「スコール」で夏。スコールが降るような熱帯地域では、夏とか冬とか言わず一年中降っていそうだけど「夕立」の傍題として扱うということで。
もう長いことそういう地域を訪ねていないので、最近はどうなっているかわからないのだけど、そうした地域ではバイクの二人乗りをよく見かける。スコールがやってきても二人乗りを解消するわけにいかないので、二人してくっついたままバイクで移動していく。「ものとも」がやや舌足らず。「スコールもものかは」でいいのではないかと。


揚げ花火聞きつつ母と長電話

季題「花火」で夏。打上げ花火の音を「聞きながら」母親と長電話をしているという句意は明瞭なのだけど、「聞きつつ」がいいですね。見ていないわけです。会話の途中でときどき合いの手のように(娘には)聞こえる花火の音と、そうしたことと関係なく、ああでもないこうでもないと続く母と娘の長電話の親密さが伺える。例えば「雨音を聞きつつ」だと、そういう感じにはならない(それ以前に無季だけど)。

(句帳から)

雷鳴に残響長く続きをり
放たれし火箭のやうに百日紅
夏掛の向きわからなくなる深夜


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