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籐椅子探勝会(5/13) [俳句]

三社祭を1週間後に,スカイツリーの開業を10日後に控え,浅草はすごい人出。

201205_b.gif

始めて参加させていただく句会しかもベテランばかりなのでちょっと緊張。自己紹介であつかましく句集の宣伝をする。

(選句用紙から)

どこからもスカイツリーが見え薄暑

よくある言い回しだが,本当に浅草の町のどこからでも,路地のむこうにスカイツリーがSF映画のようににょきっとそびえている。碁盤の目のような大きな道路が整然と通じている町ではなく,浅草のような町なので「どこからも」が生きてくるわけだ。またリズムも整っている。

堂裏の静かに広し風薫る

「静かに広し」がいいですね。「風薫る」なのだからして,堂裏のまわりには木立が風で揺れているというような風景も想像される。「静かに広く」とつなげてしまいたくなるところ,「広し」と切ったことで景に広がりが出てくるし,「風薫る」とのつりあいもとれてくる。

(句帳から)

峠から風下りてきて穂麦かな
いくつもの橋くぐりつつ風薫る
ジャムの瓶よく冷えてゐて若葉かな
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