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新年会(2/20) [俳句]

俳句結社の新年会。旧暦のお正月にあわせて開催される。このところの陽気だと,たしかに新「春」を実感できる。全国からの参加者で一大句会。80枚近い清記用紙が回ってくるので,集中力を保つのが大変。

(選句用紙から)

平行に川と線路と木の芽道

作者はどこにいるのだろう?電車に乗って線路を疾走しているのだろうか。木の芽道を歩いているのだろうか。それとも,その三つを見下ろすような丘の上にでもいるのだろうか。季題にいちばん近い木の芽道を,枝に点々とある緑の芽に目をやりながら歩いていると考えるのがいちばんよいか。

手の甲に指先にある余寒かな

手のひらに対して手の甲,指のつけ根に対して指先。手のひらも手の甲も同じ外気に触れているのだけど,手の甲や末端のほうが寒くて,そこに余寒がはりついている感覚。


(句帳から)

曳きたての飛行機雲に春日さす

そのあと居酒屋へ移り,有志でまた句会!

(選句用紙から)
ものの芽の枝の先なる雨しずく
ここにまた何か建つらし下萌ゆる

(句帳から)
下萌の牛込見附雨しきり
空堀をまたぐ石橋下萌ゆる
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