身体で聴こう音楽会(8/25) [音楽]
1年ぶりに目黒のパイオニア本社へ。このコンサートの趣旨は去年書いたとおりだが、
http://blog.so-net.ne.jp/yabukoji/2006-08-28-1
テーマは毎月違う。きょうはマリンバ・コンサートだというので、妙技を楽しみにでかける。
ホールで行われるコンサートと違って、聴衆に参加してもらうための趣向をスタッフが考えてくださるのだけれど、これはなかなか難しいことだと思う。どこまで乗ってくれるか予測できないし、どのくらいのアトラクションなら好ましいと感じるかは、聴衆一人ずつ違う。また、そういった演出の分だけ演奏時間が減ってしまうという問題も避けられない。なにより、舞台で演奏に全力を傾注するアーティストが、同時に聴衆をうまく誘導しなければならないという難しさがある。そのあたりの苦心は、並大抵ではないだろう。
とはいえ、マリンバ版のバッハ「無伴奏チェロ組曲」には唸らせるものがあった。メヌエットやジーグのリズム感がマリンバによくあっているのは聴く前に期待していたとおりだったが、チェロが歌うプレリュードでも、マリンバがきちんと表情をつけていて、なんともいえずアットホームな、でも甘くはない無伴奏チェロ組曲になっていて、いい感じ。
2007-08-31 00:08
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それは聴いてみたかったですね。たぶん普通ではそのコンサートの情報は入らないですね。
パイオニアも経営的には大変なようですが、合唱団はしっかり活動していて、去年は私も一緒にベートーヴェンのミサソレムニスを歌いました。目黒でも何回か練習しましたが、たぶんあのホール(6階か7階でしたか)でしょうね。
「無伴奏チェロ組曲」をチェンバロで演奏するのを聴いていると、マリンバでの演奏も良いのではないかと想像できます。いつか聴く機会がある事を願っています。
by 和声 (2007-08-31 07:59)
このコンサートは、パイオニアの従業員が手作りで運営しているようで、もっと宣伝してもいいのに、なぜかウェブサイトの非常に奥まったところにあるので、なかなかたどりつけません。
http://www.pioneer.co.jp/citizen/karadadekikou/
聴衆は、直感的には健聴者と聴覚障碍者が半々ぐらいでしょうか。出演者は手話で自己紹介をするし、もちろん字幕も出るしで、事前の準備が相当きちんとできていることが察せられます。
ちなみに、来月は9月29日(土)で、ハワイアン・ライブコンサートとのことです。事前にホームページで申し込んでおくと、eメールで当選通知がきて、それを印刷して持参するという方式です。よろしければ、ぜひ一度いらしてください。
by やぶ (2007-08-31 22:42)
ホームページを見ました。これは是非体験したいですね。素晴らしい情報をありがとうございました。
体験してみなければ判らない事が、きっとあるように思います。
by 和声 (2007-09-03 13:04)