追悼 ロストロポーヴィチ [音楽]
1927年バクー生まれだというから、ことし80歳。
生のロストロポーヴィチを聴いたのは一度だけ、1990年4月の来日だった。そのころすでに、活動の中心は指揮だったように記憶するが、名古屋でのプログラムはもちろんチェリストとしてのもので、ブラームスのチェロソナタ2番とバッハの無伴奏チェロ組曲3番、ショスタコーヴィチのチェロソナタとラフマニノフのヴォカリーズ。アンコールがあったかもしれないが覚えていない。ホールの4階席から豆粒のように見えるだけなのに、音はすぐ近くで聞こえるのが不思議。
終演後に楽屋口でサインをねだるなどということをしたのも、後にも先にもそのときだけ。それも、オートグラフ(サイン)をロシア語で何というのかわからなかったので、とっさに「オートグラフ・パジャルスタ」(パジャルスタはロシア語で「プリーズ」に相当)(←無茶)と口走ったら、巨匠のほうが苦笑いしていた。赤面。
巨匠追悼の一枚に何を聴こうか迷ったが、ブラームスの「二重協奏曲」にする。ヴァイオリンはオイストラフ、指揮はセルで、緊張感あふれるストイックな演奏。1969年の録音だが、古さを感じさせない。
2007-04-29 01:01
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ロストロポービッチさんよりブラームスのドッペルコンチェルトの方に反応してしまいました。
アイザック・スターンとヨーヨー・マのCDを持っていて、昔は良く聴いた一枚でした。指揮はアバドですね。たまたま知っている曲の名前が出てきて懐かしかったので書き込んでしまいました。
最近はブラームスをあまり聴いていませんが、5月にピアノ協奏曲の2番と交響曲の4番を聴けそうで楽しみです。
昔は私なりにブラームスを良く聴いていたのが、バッハを聴くようになって何故か疎遠になった感じです。ブラームスの合唱曲などは聴いてもあまり良いと思った事がなく、聴くとすれば室内楽ですね。
追悼の文章と全く関係がなくてすみません。
by 和声 (2007-04-30 23:33)