続・句稿入力物語 [俳句]
※引き続き、俳句を詠まない方にはまったく無意味な内容です。
〔清記用紙と選句用紙がちがう〕パターンのつづき。
「清記用紙の誤りを選句用紙が訂正している」
清記用紙優先の原則ではあるが、誤りと知りつつ清記用紙で通すのは無責任。かといって選句用紙にあわせると、「他の選句用紙が誤りのままで選句しているのをどうするか」ということになってしまう。
この場合、訂正なのでやむをえないと考え、他の選句用紙も含めて全部直してしまうことが多い。
「選句用紙で添削がおこなわれている」
書き間違いとは思えないような違いかたで選句用紙が書かれている場合、普通ならルール違反として清記用紙にあわせるのだけれど、時として「確かにこれは、どう考えても選句用紙の句形のほうがいいよな」という場合がある。
この場合、一応作者と連絡をとって「どうしますか?」とたずねる。自分の句が添削されている場合をふりかえると、ほぼ例外なく添削後のほうがいいと思うので。添削という行為は俳句という文芸の根本にかかわる、というか添削なしには俳句という文芸はありえないと思っているが、それはまた別の機会に。
1回の句会に14人として、14人×10句=140句。
それが62回で、8680句。
…だんだんうんざりしてきた。
2006-09-05 20:37
nice!(0)
コメント(2)
トラックバック(0)
思うに、校正作業は句稿入力の203高地であります。
僕のようなミスの多い前線部隊を叱咤激励していただき、
疲労困憊ここに極まっておられると察します。
がんばってください。
by 山宗 (2006-09-08 02:57)
>山宗さん
いや,これだけ順調に原稿が集まっていれば,作業はとても楽なはずなんですが,Word上で割り付けてからPDF化する作業に思いのほか手間どって,本来きちんとやるべき校正作業に十分な時間があてられないのが残念です。
合宿までには目鼻をつけたいですね…って,あと1週間しかありませんが。
by やぶ (2006-09-09 20:47)