ブログとウェブページ [雑感]
下書き状態で1ヶ月間ブログを書きついできて、ウェブページとの肌合いの違いをつくづく感じる。
敷居の低さという点では、ブログは驚くほど簡単だ。HTMLの知識がいらないことはもちろん,GoLiveやPagemillのようなホームページ作成ソフトすら不要であること、また、記事の更新や追加、改変などがどこからでも簡単にできること、静止画を貼り付けられることも大きい。絵日記風のものをつくろうと思えば、それらしいものが簡単にできてしまう。
また、コミュニケーションツールとしてのブログ、たとえばコメントやトラックバックのしくみも、時として炎上するリスクをはらみつつも、面白い存在だと思う。
一方で、オーダーメイドの楽しさという点では、ウェブページに及ばない。画面の背景ひとつとっても、ウェブでは全部考えなければならない。そのための配色本やデザイン本がたくさんあるぐらいだから。しかし、あれこれ考えて色の設定をしたり、別のサイトからGIFを借りてきたり、サイト内のリンクをきちんと設定したりする作業は、面倒といえば面倒だが、自分にしかできないものを作っているという感覚は他ではかえられないものがある。
あと、FetchなどのFTPソフトを使ってサーバ上の自分のスペースにデータを置きにいく感覚はウェブページに特有のもので、これは2400bpsのパソコン通信とか、28800bpsのモデムによるダイヤルアップとか、パソコンによるコミュニケーションの歴史を多少なりとも同時代で体験してきた世代のこだわりなのかもしれない。
私自身についていえば、おそらく、当分の間は
・ 日常雑記的なものはブログに
・ 長文のもの、記録を主たる目的とするものはウェブページに
という使い分けをしていくことになると思う。
※ いうまでもなく、ブログだってウェブページの一形態なのだけれども、「個人がつくる、いわゆるホームページ」の意味であえてこのようなことば遣いをしました。
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