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砥上裕将『7.5グラムの奇跡』(講談社、2021) [本と雑誌]

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『羊と鋼の森』を連想させる、爽快感のある青春小説。ひんやりとした北国の小都市を連想させるところも似ている。兄貴分にあたる剛田さんはじめ、登場人物もキャラが立っていて、テレビドラマの脚本のようでもある。
少し出来過ぎかもしれないが、物語の初めに出てくる「倉田さん」と最後にふたたび交わす会話が、地味ながらいい。

 
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