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第162回深夜句会(11/11) [俳句]

久しぶりのリアル句会。いつ以来だったか思い出せないが、たぶん去年の春先ぐらいだろうから、およそ1年半が経っている。久しぶりすぎて、句会のお作法(進め方)を忘れてしまっている。

(選句用紙から)

木の蔭を出て鶺鴒でありにけり

季題「鶺鴒」で秋。樹木の向こう側で動いていたときにはよくわからなかったのが、出てきてみれば鶺鴒だった。小さな鳥だからこう詠めるのであって、鴉や鷺ではこうならない。

雨霽れて土うつくしき冬菜畑

季題「冬菜」。野菜畑は一年中あるのだけど、雨の後の土の黒さやそのにおいが「うつくしき」と感じられるのは、夏以外の季節だろう。なかでも、地表が草で覆われていない冬がいちばん合致するように思う。

黄落のはじまる今朝もよく晴れて

季題「黄落」初冬のよく晴れて澄んだ空気のなかで、黄落がどんどん進んでいく。なにかの例え話のように感じてしまうのは、読み手が老人だからですかそうですか。

(句帳から)

冬雲やコンクリートの大鳥居
北風をさえぎるもののなき地形
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