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ロバート・ウェストール/金原瑞人他訳『水深五尋』(岩波書店、2009) [本と雑誌]

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何が正義なのか自分の頭で考えようとする姿勢や、正義が相対的なものにすぎないことを理解した上でのふるまい方がいいですね。
そして何よりも、スカッとした終わりかたをしないイギリス的な結末というか、「ブラッカムの爆撃機」にも通じるあとあじの悪さ(ほめている)が、いかにもこの人の作品らしい。ちなみに『ブラッカムの爆撃機』(岩波書店、2006)の冒頭に収められた宮崎駿「タインマスへの旅」を併せて読むのがおすすめ。

それにしても、タグボートが貨物船を曳航している状態で、貨物船が攻撃を受けたら、タグボートだけ無事で済むものなのだろうか??

 
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