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番町句会 [俳句]

かなり過酷な一週間をなんとか乗り切り、会場へ。アタマが予備電力でかろうじて動いている感じ…
三色団子をおいしくいただく。
dango.JPG

桜餅をおいしくいただく(←って食べすぎでしょ)。
sakuramochi.JPG

(選句用紙から)

淡雪が流線型を滑り落ち

季題「淡雪」で春。冬の雪だとこの句はうまくいかないと思う。当節の流線型というと、真赤な新幹線などが思い浮かぶのだけど、戦前の一時期、流線型ということばが大流行したことを思い出したりもする。その割に、ずいぶん長期間命脈を保っている言葉でもある。ともかくそのつるつるピカピカした流線型の何かを、春の淡雪が表面に触れては積もるでもなく落ちていく。

花韮の葉のうだうだと生え出でし

季題「花韮」で春。花韮の葉にはにほひがあって、名前の由来となっているのだけど、その葉の形状というか生え揃いかたは、何とも賑々しいというかごちゃごちゃしている。それを「うだうだと」と言いきったところが眼目。言われてみるまで「うだうだと」は思いつかなかったなあ。「うだうだ」なんていう口語を日頃はあまりお使いにならないような方だからこそできる措辞かもしれない。
なお、「生え出でし」は「萌え出でし」とすべきではないかと主宰の講評。

(句帳から)

蛇穴を出でて身の上話など
空色がレールに映り春の空
地下鉄の丸い制帽春灯
霾れる中を黄色い帽子かな
咲きながらくすみはじめて花ミモザ

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