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池袋句会(10/3) [俳句]

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きょうの兼題は「山雀」と「居待月」。

(選句用紙から)

山雀のみくじに神意あたたかく

季題「山雀」で秋。今回の兼題を調べて初めて知ったのだが,山雀におみくじを引かせる芸というのがあったのだそうだ。動画サイトで見てみると,驚異的な芸当なのだが,それはともかく,そうやって山雀が引いてくれたおみくじは,そこに書かれている内容が何であれ,なにかありがたみが感じられることであるよ。山雀のあたたかい赤茶色と「あたたかく」が微妙に響き合っているのもよい。

山雀と気付く赤茶の枝移り

「赤茶の枝移り」が絶妙。窓のむこうの木に小鳥が止まっては去っていくのだけど,それをじっと見つめるのでなく,何か他のことをしながら視野の端でとらえていると,やがてその中のある小鳥が枝移りをした瞬間,その赤茶色から,ああ山雀だと気づいた。「何か赤茶色のかたまり」と捉えることで,作者の立ち位置や動作もわかる。

(句帳から)

枝と実と山雀ともに揺れてをる→みんな揺れてをる
葉鶏頭書庫は廊下の突き当たり
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