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500本記念・歴代アクセス数ベスト10 [雑感]

2006年8月1日に最初の記事「大試験」を書いてから,この記事がちょうど500本目になる。
毎日書いていれば2年たらずで到達するはずだが,書けるときに書くというグータラな方針ゆえ,5年半あまりでようやく500本に到達した次第。

なにかを「回顧」する趣味は全くないが,この機会に,アクセスの多かった記事について少しコメントすることで,読んでくださった方々に感謝したい。

【第1位】 とはいえ,主役は音楽(藤谷治『船に乗れ!2 独奏』) (2009年9月23日)
【第6位】 ミューズの神に仕えるということ(藤谷治『船に乗れ!3 合奏協奏曲』) (2010年1月1日)
【第7位】 主役は音楽,とはいえ(藤谷治『船に乗れ!1 合奏と協奏』) (2009年9月21日)
上位10記事のうち実に3記事が『船に乗れ!』関係。それだけ多くのファンが読後感を交換しあっているということだろう。
読後2年経った今でも,いい本だと思う。実際,それぞれの曲を聴いても,自分の記憶が小説の一節と分かちがたく結びついていることを感じる。
なお現在は文庫本(ポプラ文庫)が出て入手しやすくなっているほか,本作の周辺事情を含めた著者のエッセイとして『船上でチェロを弾く』(2011,マガジンハウス)が出版されている。

【第2位】 これで60平米ですか! (2008年8月23日)
スイスのヴェヴェイにあるコルビュジェの「小さな家」を訪ねる話なのだが,かなり興味深い住宅なので,住宅についてあれこれ思案されている方なら,面白く読んでいただけるかもしれない。モニュメントやホールのような巨大な建築物と違って,住宅は「自分(あるいはその家族)がそこに住んだなら」という視点でシミュレーションが可能なので,複数の読み手のあいだで「共通の言語」が成立しやすい建築物だと思う。

【第3位】 身体で聴こう音楽会(8/25) (2007年8月31日)
この記事を書いてから,すっかり忙しくて行けなくなってしまったのだけど,「身体で聴こう音楽界」はいまも毎月,川崎市国際交流センターや中目黒GTホールで開催されている。関心のある方は足を運んでみてほしい。

【第4位】 日盛会〔第36回=秋の蚊〕 (2006年8月18日)
日盛会の記事が数多くあるなかで,この記事へのアクセス数が断トツに多い。理由は謎である。何か特徴的なキーワードが入っているわけではないし,固有名詞もほとんどないのに,なぜだろう。

【第5位】 千代田区オーケストラフェスティバル(カザルスホール) (2006年11月4日)
5年後の2011年,震災直後に聴きに行った千代田フィルハーモニー管弦楽団の演奏についての記事も19位に入っているが,毎年秋に開かれていたこの行事が,長く続いてくれることを願う。
これとは別に,毎年春に紀尾井ホールで開かれる定期演奏会の記事も,多くのアクセスをいただいている。

【第8位】 アンナ・ヴィニツカヤ ピアノリサイタル(2/7) (2009年2月8日)
すごいリサイタルでした。大型の飛行機または貨物列車が至近距離を通過していくような、スラブ的力感あふれる演奏。その後来日されているのだろうか。

【第9位】 キャップ・ジュビーへの旅③(2/16) (2010年3月3日)
おそらく「キャップ・ジュビー」で検索するとこの記事がヒットするのだと思うのだけど,念のために申し添えておくと,タルファヤやラユーンは,なんとなく行くにはちょっとかなりしんどい場所なので,自分の始末が自分でつけられる方以外は真似しないでくださいね。

【第10位】 アンダーステートメント (2008年9月26日)
自分で書いたものを読み返すことはあまりないのだが,この記事は気に入っている。この記事を読ませてやりたい大げさな物言いが,ビジネスにも文芸にも横行している昨今。

以下,第11位から第20位までタイトルのみを示す。
【第11位】 前北かおる句集「ラフマニノフ」を読む(2) (2011年6月9日)
【第12位】 前北かおる句集「ラフマニノフ」を読む(1) (2011年6月5日)
【第13位】 オールドマック (2007年2月2日)
【第14位】 全交響曲連続演奏会 (2011年1月1日)
【第15位】 プロジェクトN《全経過》 (2008年12月26日)
【第16位】 青のリギ救出作戦 (2007年3月2日)
【第17位】 アンドルー・マンゼ バロックヴァイオリンリサイタル (2008年6月11日)
【第18位】 受験生は五線譜の夢を見るか? (2007年8月10日)
【第19位】 千代田フィルハーモニー管弦楽団定期演奏会(4/3) (2011年4月9日)
【第20位】 大試験(8/5) (2008年8月7日)
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