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何だかなあ [本と雑誌]

「本の雑誌」8月号の「坪内祐三の読書日記」を読んでいたら,こんなくだりが。


(以下引用)
5月29日(日)
朝,『わが点鬼簿』(中村真一郎,1982)読む。初読の時には見過していたこういう箇所に目が止まる。
〈かつて私は福永に呼び出され,夏樹君から生活を援助してくれと申し込まれたが,どうしたものかと相談され,私は私たちの青年時代の貧乏生活の思い出を語って,今日,かなりの収入のある君は援助すべきだと思うと答えた。すると福永は家庭の事情で自分は援助はできぬが,君が援助せよという結論を出したのだから,君から夏樹に月々,援助したらよかろうと云った〉
 池澤夏樹先生はかなり苦労されたんだな。だからいま爬虫類のような眼をしていても仕方ないや。

(以上引用終り)

んー何ですかねこれは。
まあこのコラム自体が,新聞記事や雑誌記事のあげ足とりと自慢話(私は○○を知っている,の類)でできているわけだけど,それにしてもこれはないんじゃないの。
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