SSブログ

解答解説会 [皿回し]

これまた去年に続いて2度目になる、解答解説会。

模範解答の冊子が配られると、教室はシーンと静まり返る。そりゃそうだ。数分後には自分の運命が決まるわけだから。いまごろ緊張してもしょうがないのに、えらく緊張する。

難問だった第1問。どうすればこんな解答にたどりつけるのかさっぱりわからないが、とりあえず、書いたところは全部合っている。ラッキー。
2軒の食堂がルールを逸脱してでたらめな事務処理を繰り広げる第2問。意外にできていない。無意識のうちに、正規のルールで計算してしまっているのだ。でもまあそこそこ正解している。

さて第3問。全配点の半分が第3問にあるから、ここの出来ですべては決まる。
模範解答と自分の復元答案を照らし合わせながら、合っていれば模範解答に○をつけていく。途中でペンが止まる。おかしいな、こんなところで誤答はないだろうというようなところで、答えが違っている。なんでだろ?
計算用紙を見ているうちに、顔面蒼白になる。皿の数の変化を追うメモに、
 スープ皿 105,000,000枚 → 154,000,000枚(+49,000,000枚)
 カレー皿   4,000,000枚→  5,000,000枚( +5,000,000枚)
 どんぶり   1,000,000枚→   400,000枚(    △600,000枚)
--------------------------------------------------------------------------
           年末合計 159,600,000枚
と書いているのだ(赤字が解答要求個所)。3ヶ所の解答要求のうち2ヶ所も、魔女に魅入られたようにデタラメな答えを書いている(電卓をきちんとたたかず、暗算しているから)。

ばっかなやつ!(またも(c)石井桃子『くまのプーさん』)

本試験の直前に「本番でこういうミスをやったら致命傷になる間違い」というメモを作ったが、これはそれ以前のお粗末で、適性すら疑われる間違い。いくら急いでるからって、これはないだろう…
それでも、解答個所がやたらと多かったことが幸いして、どうしようもない点数にはならずに済む。

解説会のあと、講師室に受験生が列をつくり、9月からどうするかの相談。

講師「あ〜やぶさん、本試験お疲れさまでした。何点だった?」
やぶ「49点でした。でも第3問が25点で、かくかくしかじかの驚異的なミスを…」
講師「そりゃひどいね。まあ本試験だからそういうことも起こりますよ」
やぶ「この点数だと、合格可能性ってどのくらいですか?」
講師「だいたい70%ぐらいじゃないかなあ…ただ…」
やぶ「…ただ?(ごくっ)」←固唾を呑む音
講師「同じ点数なら、誰でもとれるところを正解している人のほうが、配点調整や傾斜配点になったとき、圧倒的に有利なんですよね。やぶさんの場合、正答率の高い問題を失敗して、低い問題で点数を稼いでいるからなあ…」
やぶ「やっぱりそうですよね…9月からもう一度同じ科目を受講すべきですかね…」
講師「いゃ、いゃ、そんな必要全然ないですよ。△△(次の科目)は、▲▲(ことし受験した科目)とオモテウラの関係だから、△△をやっていれば▲▲を忘れることはないから」
やぶ「ってことは、12月14日の発表でNGだったら、1月から▲▲に戻ればいい?」
講師「それでも十分間に合います。絶対△△に進んでください」  

ということで、不安をかかえつつ、9月から次の科目へ進むことが決定。


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント

トラックバック 0