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大試験 [皿回し]

このブログの最初のエントリーは去年8月1日の「大試験」だった。きょうは2度目の大試験。

午前9時の号砲とともに全ページを順に一瞥する。難易度はほぼ同じとみて、問題順に解いていく。

第1問。解いているうちに、やたらと難しいことに気づく。30分経っても半分しか埋まらない。後で戻ってくるつもりで第2問へ進む。

第2問。2軒の食堂(本店と支店)の皿の数を計算する定番問題なのだが、本店から支店に期末に送られて、まだ支店に届いてない皿の数とかその逆とかを整理してから計算するという定石に反し、支店が勝手に計算を始める前提になっている。しかもそのあと正規の計算もするというややこしさ。
1か所、どうしても皿の数が端数になってしまう。しかし、問題文に普通書かれる「四捨五入」「切り捨て」の指示がない。しょうがないので四捨五入して解答欄を埋める。

第3問。解答欄がものすごくたくさんある。これはラッキー。去年は25か所しか欄がなくて、1つのケアレスミスが大きなダメージになった。これだけあれば、少しミスをしてもカバーできそう。しかし時間が足りない。しかも問題文の記述(文章)と資料(皿の数)が前後に分散していて、ますます時間が足りない。いくつかの欄を残したまま時間切れになる。当然第1問には戻れず。

猛暑のなか学校に戻って、自分の解答を「復元」する。
結果発表は12月14日だが、誰だってそれまでに結果が知りたい。それには、今週末に各学校が発表する模範解答と自分の解答を照合するのが一番だが、自分の解答は答案用紙として提出してしまっているので、残された問題用紙や計算用紙をもとに、自分の解答を再構成するのだ。それを「復元」という。
もっとも、配点は明らかにされないので、いくら照合してもボーダーライン上の受験生にはあまり意味がないが、「どう考えてもダメ」な点数ならば、もう1年同じ科目を9月から受講するという判断がつく。

作業のために問題用紙を読んでいて、あっと驚く。第2問で皿の数が端数になった理由は、他の欄が「千皿」単位の回答要求なのに、この欄だけ「一皿」単位だったのだ。なんてこった…その他、この段階で既に明らかな間違い(足すべきところを引いているとか)をいくつも発見する。しかもそのうち一つは、「本番でやらないように」わざわざ前日に書き抜いておいた「よくやるミス」だったり。

あーう!((c) 石井桃子『くまのプーさん』)

去年と大きく違ったことがひとつ。
去年は、試験の前からうんざりしていて、早く終わらないかとそればかり考えていたが、今年は全く逆に、体力的には疲弊しきっているのに、試験が終わってしまうのがもったいないような、ずっと受け続けていたいような気分だった。ランナーズ・ハイみたいなものだろうか。


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ろく

大試験お疲れさまでした。
 私には、どんな「方面」の試験なのかは察しがついても「何」の試験なのかはチンプンンカンプン。でも、きっと合格ですよ!
 長梅雨とお祭りにかまけて、7月はなにもしなかった報いで、これから当分、私は草との戦いの日々です。
 よって、五七五は、涼しくなるまで出席できません。

 来週は、東北地方ですね。楽しんできて下さい。
 私もいつか、行ってみたいですが、人生は時間に限りがある、ということに気がついてきた今日この頃。だから、行けないままになってしまうかもしれないけど、それもまた人生だよね。

 では、また。時々来ますネ。
by ろく (2007-08-10 01:36) 

やぶ

ろくさま、ごぶさた!7月の夜句会には行けなくてすみません。

試験は…時間に限りがあることはわかっているのに、すべったり転んだりしていてどうなんだと自問せんでもないですが、やりたくないことを不承不承やっているというわけでもないので、もうしばらく楽しむつもりです。
東北地方、もう22年も前の真冬にちょろっと通っただけなので、風景がどう変わっているか楽しみです。涼しくなったら夜句会でまた。
by やぶ (2007-08-10 22:44) 

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