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秋の盲導犬ふれあい広場 [雑感]

「ふれあい」とか「かたらい」という言葉がきらいだ。言葉自体がきらいなのではなく、そういう言葉を平然と使ってしまう神経が気持悪いのだ。こちらの性格が悪いからなのかもしれぬ。

だが、盲導犬普及キャンペーンとして行われるこのイベントの場合、文字通り盲導犬にさわってみることがイベントの柱のひとつなので、言葉の本来の意味で使われている以上、文句のつけようがない。さわっても噛むどころかしっぽを振っている盲導犬。デモンストレーションは、ハンドラー(犬の訓練士)が命令しながら犬を動かし、盲導犬がいかに飼い主の言葉にきちんと反応するかを見せつけてくれる。盲導犬を連れて試しに歩いてみることもできる。

盲導犬をつとめることは犬にとってもストレスがたまるだろうに、文句の一つも言わずに人間のために働いてくれるのは、なんとありがたいことだろう。けなげというか…
これほど直截に、動物が人間の役に立つ場面を見ることがほかにあるだろうか。十分な数の盲導犬が育成できない状態がむかしから言われつづけながら、一向に解決しないのもなんとかならないものか。ペット市場は何兆円産業にもなっているのに。

(2006.11.5 玉川高島屋S.C.)


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