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第66回深夜句会(10/17) [俳句]

(選句用紙から)

秋灯をともして店を開けにけり

季題「秋灯」で冬。
夕暮に開店するのだからバーとか料理屋とかであろうか。さまざまの準備を終えて、店に明かりをともしてから店を開けたことであるよ。店内の照明なのか、店の外の洒落たランプなのか読みきれないのが残念だが、夜が長くなっていくこの季節が「秋灯」と、またこのお店(居心地のいい場所を提供する商売)とよく合っている。「春灯」だと日が長くなっていくのでやがて「まだ明るいうちにともす」ことになってしまう上、過剰に艶な感じだし、「寒灯」だと演歌の世界になってしまう。


(句帳から)

水道を外し野茶屋の冬支度
農場の跡に蔓梅擬かな
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