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大試験(8/18) [皿回し]

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ことしの本試験の問題(酒税法の問題)は、大半の受験生―といっても全国で1,000人ぐらいしかいない―が顔面蒼白になるような、細かい規定を書かせる問題だったらしい。
1年間準備してきた末にそんなトリビアルな論点を聞かれた受験生が気の毒だとも思うし、逆に、本命中の本命みたいな論点だと初学者も経験者も差がつかないから、経験の蓄積が少しでも答案に現れる分だけ、こういう問題のほうがいいのか、とも思う。
それにしても、自分が受験生だったら、問題用紙の表紙をめくった瞬間にフリーズしたと思われ、ぞっとする。

自分が受験生だったら、で思い出したのだけど、受験生だったころ、同じ受験生仲間のブログをよく読んでいたものだけど、そのころ読んでいたブログの大半は、もう閉鎖されてしまっている。その中で数少ない、いまも続いている「とぼよ」さんのブログ「とぼよの税理士試験」を読んでいてびっくり。

(以下引用部分)
今年は出産予定日が本試験の10日後という
ある意味 しあわせ爆弾をかかえていますが
(以上引用終了)

それでも受けにいくような人だけが、最後まで残って資格をつかみとるような試験ということなのだろう。文字通り体に悪い。余談だが、受験生を何年もやっているとだんだん恨みがましくなったり被害者意識に陥ったりしがちなのだけど、このとぼよさんのブログにはそういう「感じ悪さ」みたいなものが微塵もなくて、本当にあっぱれだと思う。お目にかかったことはないが、こういう方は将来、いい税理士さんになるのではないだろうか。