SSブログ

伊吹有喜『犬がいた季節』(双葉社、2020) [本と雑誌]

20210302.jpg

始まりかたと終わりかたが反則というか…
当方の弱点を的確についているというか…

本屋大賞ノミネートも、宜なるかな。
こういう本を売りたいと考える書店員さんが数多くおられること自体、とてもうれしい。

思うに、第5話までをひとつの小説として、そこで終わってもよいのではないかと。
最終話は最終話で、もう一つの物語としてとても楽しめるのだけど、最終話がないとしても、読者の想像力に委ねて第5話で終わるやり方もあるのではないかと思う。何もかも説明しなくても、318-319ページのエピソードから、読み手は余白を埋めていくことができるので。

 


nice!(0)  コメント(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント