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松岡享子『子どもと本』(岩波新書、2015) [本と雑誌]

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「こういう志をもった人には、不思議とこういう出会いがあるのですね」「紆余曲折があっても、やはりこういう志をもった人はそういう場所にたどり着くのですね」という相矛盾するふたつの感想が同時に浮かぶ。戦中戦後のエピソードがどれも、エッジが立っているというか、この人にしてこのエピソードありという感じなのだ。

 ああそうか、言われてみればその通りだと感心したのは、読み聞かせることと、自分で文字を追って読むことは、いわば別のことがらであって、自分で文字が読めるようになったとしても、子どもがいやがるようになるまでは読み聞かせる意味があるのだ、というくだり。くわしくは本書79-86頁を。

 
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