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第140回深夜句会(1/16) [俳句]

深夜句会の会場は、いつも同じカフェを使っているが予約はしていないので、隣のテーブルの会話が聞こえてきたりするのだけど、かなり高い確率で、怪しい自己啓発セミナーとかマルチ商法の勧誘みたいなものが行われていて、聞くともなしに聞きながら、うーんこういう手合いに横から茶々を入れたらどうなるのだろうかと思う。

(清記用紙から)

ぼそぼそと降りてやまざる寒の雨

「ぼそぼそと」には、気勢のあがらない語感があるが、寒の雨が、たたきつけるのでもなく、しとしとでもなく、「ぼそぼそと」降っていると感じた。その感じ方の勝利。

小川にも瀬てふものあり冬枯るる

小川にもの「も」にちょっと説明のきらいがあるけれど、冬涸れの、水の少ない小川にも、淵と瀬がちゃんとある、という発見。冬の小川の、音を立てて流れる瀬は、夏や秋とはおのずから違った色や姿をしていることだろう。

(句帳から)

バスを待ち三寒四温始まれる
「シマダス」の新版拾ひ読みはじむ
ふと会つてみたく恩師に賀状書く

  

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