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あけてみようかがくのとびら展(福音館書店「かがくのとも」創刊50周年記念) [皿回し]

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福音館の絵本「かがくのとも」から生まれた初めての科学展、と聞けば、行かないわけにはいかないでしょう。会期中なので、展示内容に立ち入って紹介することは差し控えるが、会場に入ってすぐ左側に掲げられた福岡伸一さんのメッセージを読むだけでも、行ってよかったと思えるわけです。「かがくを愛する子どもたちへ」という副題を掲げたこのメッセージは、人文科学や社会科学にもあてはまる、すばらしいものだと思う。

決して広いとはいえない会場にたくさんの来場者があって、みんなが場所や時間を譲り合って楽しむ場面もあったけれど、それでも、虚心坦懐に「知る」ということの価値を肯定するからこそ、(少なくとも自分には)満足感があったのだと思う。「そうか、そういうことだったのか」という、こどもの頃に当り前にあった気持ちを持ち続けなければいけないと自戒。この気持ちと健全な懐疑心とが相まって、はじめて本当に「知る」ことが可能なのだろ思う。

会場は学校の校舎のような不思議な場所。銀座線末広町駅か千代田線湯島駅が便利。

(福音館書店主催、アーツ千代田3331で9月8日まで開催中)

  
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