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第127回深夜句会(12/13) [俳句]


いつもお世話になっているカフエ「マメヒコ」のドアノブにかけられた飾り。

20181213.jpg

(選句用紙から)

ボーナスの日にあつまりて同期生

季題「ボーナス」で冬。ちなみに夏のボーナスは「夏ボー」…だろうか。
ボーナスの日に、同期入社の何人(何十人?)かが集まって、この一年を語っている風景なのだけど、同期生ということばが成り立つぐらいの大きな組織であることと、そしてもっと重要なこととして、入社してからまだ間もなくて、同期生で集まることにためらいがないということ。これが二十年、三十年と経過すると、いろいろな理由で、「ボーナスの日にあつまりて」とはならなくなってくるのですね。


年の瀬の男ばかりの良き句会

季題「年の瀬」で冬(歳晩)。俳人であるからして、年の瀬だって句会をもつのだけれど、それがたまたま男子ばかり、いゃ野郎ばかりであったよ、しかしそれのどこが悪いんだ、男ばかり上等じゃないか。いい句会じゃないか!という「じわっとくる笑い」がある句。ポリコレ的におかしいとか、そういうことは言わないでください。
「年の瀬の」「男ばかりの」ときて、さあどうなるのか、と思わせておいて、「良き句会」という落とし方が、俳句の俳句らしさを失わないぎりぎりの線でふみとどまっていて心地よい。


(句帳から)

冬日和機影ふらふら近づける
冬の星保育園からおんぶして

  
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