SSブログ

番町句会(3/14) [俳句]

長命寺の桜餅をいただく。1個ずつ、それぞれ3枚もの葉に包まれていて、いいかをり。
長命寺.jpeg

今日の席題は「防風」「剪定」。

(選句用紙から)

剪定の枝焚く煙甲斐の国

「季題で剪定というからには、樹木一般ではなく果樹であることが前提」とは師匠の解説。うちのオリーブは果樹に該当するのだろうか。その剪定をして落とした小枝を集めて、果樹園のどこかで燃やしている。ここは甲斐の国であるから、その煙が立ち上る先には、盆地を取り巻くようにそびえたつ山々を仰ぐことができるし、いま剪定していたのは、ブドウとか桃なのであろうか。

間引かれて剪定の枝落ちにけり

目にしている風景だとすると、特別な感興までは覚えないのだけど、どこか別の場所にいて、耳に聞えてくる剪定の風景(音の風景)として鑑賞すると、ときどき聞こえる「ばさっ!」とか「どすっ!」という音(間引かれた枝が地面に落ちる音)として剪定が捉えられることが面白い。しかもその音は、まったく一律一様でなく、間隔も、また、落ちる音の重みも、それぞれに違っているはずなので、その差異がまた楽しい。

(句帳から)


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント

トラックバック 0