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新年句会(1/5) [俳句]

駐在先の中東某国からで帰朝中の友人宅に集まり、新年を祝う初句会。

(選句用紙から)

小寒や初めての街迷ひつつ

季題「小寒」で冬。東京のどこかでもいいし、初めての地方都市でもいいのだけど、行き先への道順もよくわかっていなくて、一つ手前で曲がってしまったり通り過ぎてしまったりでうろうろしている、そんなことをしている町全体が小寒の冷たい空気に包まれている。「立冬や」「春分や」でもいいのではというツッコミが想定されるが、初句会での挨拶句なので。

万両のひときは高く伸びしもの

季題「万両」で冬。この句の面白さは、万両にしても千両にしても、植える側が園芸品種として期待している「背丈」の相場があるところ、どうした事情によるものか、それを超えて高くのびてしまった株があるということ(ひときは、とあるので、相場通りに収まっている株もあるのだろう)と、ひときわ高く伸びたその株に、たくさんの赤い実がついていると想像されることの二点にある。

(句帳から)

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