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ヘンデルのふたつの小品など [音楽]

こ…この曲、なんですか?

お世話になっているカフエ「マメヒコ」では毎朝開店からバッハやヘンデルがかかっていることは以前にも書いたが、季節ごとにいろいろな曲をかけてくださると、当然のことながら「知らない曲」とか「聴いたことはあるが名前を知らない曲」とかがかかることがある。

たまたま秋から春にかけて、ヘンデルの合奏協奏曲や水上の音楽、王宮の花火の音楽をiPodにつめて聴いていたので、その気分のままお店になだれこんでお茶を飲んでいると、いかにもその時代っぽい美しく優しい曲がかかって、はっとすることがよくあった。

スタッフは開店直後でみなお忙しいので、邪魔をしてはいけないから我慢するのだけど、どうしても抑えられず「あの、すみません、いまかかっているこの曲って、なんですか?」と尋ねてしまったことが2回ある。
舞台裏は見せないというのがお店の方針で(これは当然)、曲目とか演奏者とかも舞台裏の範疇に入るらしいのだが、拝み倒して?教えてもらったのがこの2曲(すみません、その節はご迷惑かけました…とウェブ上でお詫び)。

ヘンデル/オラトリオ「ソロモン」HWV67から第3幕への前奏曲「シバの女王の入城」
 これは冬シーズンにかかっていた曲で、朝まだ薄暗くて眠いときにかかると覚醒効果は絶大。

ヘンデル/オペラ「ベレニーチェ」HWV38から「メヌエット」
 こちらは春シーズンにかかっていた曲で、オーボエが奏でる旋律(もとはエジプト女王ベレニーチェが歌う嘆きのアリア)がなんともいえず柔らかく美しい。どちらも一発で気に入ってしまった。

そのつどHMVやタワーレコードへ行ってみたら、どちらもけっこう有名な曲らしくて、「ヘンデルをこの1枚で」みたいなオムニバスや「ヘンデル小品集」なんかにも入っている。要は自分が無知だっただけなのだが、クラシックの広大な森は分け入っても分け入っても果てがないので、森の入口だろうが奥だろうがこういう小品に出会えることは無条件にうれしい。


(4.18追記)
3月に買ったオムニバス盤は米ソニーレコードから出ているのだけど、そのタイトルがふるっていて
「Hendel: Super Hits」
スーパーヒットって、あんたね…いつヒットチャートの上位を占めたんだよとツッコミのひとつも入れたくなる。ヘンデルの小品に「スーパーヒット」という単語を結び付けてしまう言語感覚がなんともはや(>_<)
アメリカ人って、どうしてこうがさつなんだろ。
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